コリスチンの備忘録

医学部受験〜医師国家試験対策〜研修医生活

ルート・採血の取り方のまとめ

こんばんは!コリスチンです!

 

研修医になって最初の関門かもしれないルートと採血!

 

ルートと採血について聞いたことをまとめてみようかなと思います!

だって今ルート採血に失敗しない波が来てるから!!この時のことを記録して失敗が続いた時に見返して自信を取り戻したい!!

皆さんの参考になれば嬉しいです。

ぜひ読んでみてください。

 

・ルート

①まずとにかく流れを叩き込むのが最初にやるべきことだと思っています。

スムーズな流れが頭に入っていれば焦りません!

 

②どの手技も自分のスペースをつくれない人はうまくいかないことが多い気がする。

患者さんの机の上に何かあったら一旦片付けさせてもらって使うもの一式広げて自分のスペースを作りましょう!

 

皮膚のテンションはしっかりかける!!

これをしないと狙った血管に逃げられたりします!

若い人は皮膚の弾力が強すぎるし、お年寄りは皮膚が動きまくってしまうのでテンションかけるのは大事。

友達の腕をかりてテンションのかける練習をさせてもらいましょう!(針刺すのはかわいそうなので

自分なりのテンションのかけ方を見つけましょう。

またお年寄りの方の血管はウネウネしてます。

そのラインにうまくまっすぐになるようにテンションをかけてあげられるといいと思います。

 

④針の持ち方と角度はお作法習うと思いますが

自分なりに持ちやすい針の持ち方で!

角度は習った通りがいいと思います。

どんな持ち方でも入ったもん勝ちです!

 

いざ狙うとなったら躊躇わず刺しましょう。

迷いながらゆっくりゆっくり刺すと患者さんは痛いと思います。

あとゆっくり刺してると血管に逃げられると思うので迷わず刺してみましょう!

 

・採血

①針の持ち方

翼状針を使う人がほとんどだと思います。

なので翼状針に関して話そうと思います。

 

一般的に羽を持って刺すのが翼状針の刺し方とよく言われます。

ですが個人的には羽を折って持つと逆血が見えにくい気がすごくします。

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上の画像の赤丸で囲んだところを上から逆血が見えるように親指と人差し指で挟んで持って刺すのが個人的には好きです。

 

針の深さと固定に注意する。

子どもや太っている人は皮下組織が厚いので血管まで深く刺さないとなかなかたどり着きません。

逆に痩せてる人やお年寄りの方は皮下組織が薄いので刺しすぎると血管を突き抜けてしまいます。

特にお年寄りの方は血管壁がもろくなってたりすることが多いので深く刺しすぎには気をつけましょう。

 

またシリンジで引いてる際に針をうまく固定してないと動いてしまいます。

急に血が引けなくなったりすることにつながるので針を持ってる手は針が動かないようしっかり固定しましょう。

 

・共通事項

①針を刺す前に自分が刺せる血管を3つくらい見つけておくことが大事です。

「まだあいつが残ってる」みたいな心の余裕にもつながります。

 

解剖学的な血管走行は頭に入れておく。

特に赤ちゃんの採血ではムチムチな腕の中から血管を見つけ出すのは本当に困難です。

彼らの腕を触ってみてわずかに手に残る血管の感触と解剖学的な血管走行を組み合わせて刺して行きましょう。

 

③自分流のやり方を見つける。

いろんな人のやり方を教わると思います。その時に「いや前に習ったのと違うんですけど」と思わずに「こんなやり方もあるんだ〜」って思いながらいろんなやり方を試してみてください。

自分に合うやり方が見つかるはずです。

結局どんな入れ方でも入れた者勝ちなので!

 

・最後に

 

誰でも入らない日はあります。

 

患者さんのコンディションだけじゃなくて自分のコンディションに最も左右されます。

入らなかったときはもうだめだと思わずに今日は俺ちょっと調子悪いな〜いつもならできるのにな〜くらいの気持ちで行きましょう。